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より良い人間関係は、心地よい生活に欠かせません。
家族ともう少し正直にかかわり合えれば、素敵な人と出会えれば、毎日が輝くように思えます。
同僚や上司と良い関係があれば、毎日会社に行くことだって楽しみになるはず。
そんな気になる人間関係について、モミラニ講師に聞いてみました。

Q. 人間関係とは

わたしにとって、最も大切なパートナーシップ、つまり人間関係とは、表面意識としてのわたしと潜在意識であるウニヒピリの関係性です。なぜならば、外で何が起ころうとも、その時の自分の感情がどんなものであろうとも、その時に一番に注意してあげたいのは、内なる関係、つまり自分と内なる子どもが一体どんな関係であるのかという点です。
仮にわたしが誰かとの関係において、何か感情的になるようなドラマを体験し、緊張していたりするとします。
夫との関係や、ビジネス上で、または同僚との関係で何か問題を体験したとします。
それは、すべて、自分の内なる人間関係の反映にすぎません。
ですから問題が起きた時は、こう自分自身に問いかけます。
「わたしの内側の一体なにがこの問題を引き起こしているのだろうか」と。
そして、問うべきは、それをどのように自分はクリーニングできるのだろうということです。
ですから、あらゆる人間関係は、自分自身の内なる家族が一体どんな状態であるのかにかかっているのです。

Q. 人間関係を良くするために、日頃行なっていることはありますか?

わたしが毎日、1日を始める前にできるだけするようにしていることをご紹介します。
人間関係をよくし、その関係性を強固にするために行っていることです。
それをするたびに、まず、わたし自身が楽になります。それはまず朝起きて、誰とどんな会話をするよりも前に、スマートフォンに入った伝言メッセージをチェックする前に、ウニヒピリと自分が、今ここにいることを確かめ合うということです。
いま、この体をどんな風に感じているのか、感情は何を見ているのか、ただあるものをお互い見ていくことです。
何かするときに、自分自身がどんな感覚を持っているのか正直であることは大切なことです。
そこにはウニヒピリが存在しているということを確認しながら、今の自分を点検すると、ウニヒピリはその日安心して、クリーニングに参加してくれるようです。

Q. 人間関係を良くするにはどうしたら良いですか?

できたら、ウニヒピリに恋をするくらい、関係を深めたいものですね。
日々、何かを体験するたびにウニヒピリに感謝したり、その感覚に向けてクリーニングを続けていくと、次第にウニヒピリが愛おしくてたまらなくなっていきます。
これまで、この自分を通して、自分を取り戻すために色々と見せてくれたウニヒピリ、あらゆる記憶を保管し自由になろうと伝えてくれる子の存在が愛おしいのです。
その感覚を伝えるようにしていくと、外に実際に出る時、仕事に行く時、夫に挨拶する時に、関わるすべての存在に、恋に落ちている、そんな状態を保つことができます。
夫に対して、23年以上経った今でもなお恋に落ちていられるのです。
自分の仕事に対しても恋に落ちることができます。
同僚に対しても、自然と愛おしさが溢れます。
なぜならば、わたしが毎日内なる子どもとの関係が強固になっているからです。
もしもわたしがそれをしないと、必要以上に何かを焦ったり、ストレスを感じたり、何をどのように頑張ったとしても、うまくいかないのです。
すべてが混沌と形を変えます。
人は自然と、相手が健康的に自分に好意をもってくれているというところから友好関係が始まります。
それをまずは自分の内なるこどもと築くことが何よりも大切です。

Q.理想の相手を見つけるためには何をしたら良いですか?

理想の相手を見つけたいと願う人も、今ある人間関係でよりよい関係性を築きたいと願う人も、わたしが今ここで滞ってしまっている、満足ができない、愛する人を見つけられない、好きな人から尊重してもらえない、この人間関係においてストレスがあるという体験をしているとしても、それは記憶の再生によるものなのだ、と気づき、クリーニングすることが何よりも今するべきことです。

寂しい、孤独だと回りの友人や家族に伝えなくても、わたしにはその価値がない、太っているから、痩せすぎだから、醜いから、貧しいせいだなどと、愛する人と出会えないこと、愛しあえないことに対する色々な理由を見つけようとしなくても、いったん自分のストーリーを少し後ろにおいて、一歩下がり、ここには記憶がある、記憶が自分の中で再生していると再認識し、これはわたしが作り出したこと、この記憶をこれまでもっていたのは自分自身であるということに改めて気づくこと、そしてそれに責任を持つことから、人間関係は驚くほど変化していきます。

責任を持つとは一体どんなことなのか、それは、起きている出来事に対し、再生している記憶の存在に気づくことから始まります。
記憶そのものがわたしなのではない、それを体験している自分として、クリーニングする。
何をどう体験していたとしても、自分が今体験していることに対して、100%の責任をとる。
それは何をどう体験しても、クリーニングをするのは自分自身であると立場をとることです。

たとえ、彼がわたしに優しくしてくれない、怒っている、仕事にばかり打ち込んでいる、ストレスを感じているなど、たとえどんなストーリーが繰り返し見えていたとしても、ここでわたしを止めているのは、記憶である、わたしの中にある記憶であると気づき、ここをなんとかしない限り、この問題からは逃れられない、だからクリーニングします。

わたし自身を変えようとしたり、見た目を変えようとしたり、ダイエットしたり、色々やったりできなかったりしても、意味がないのです。
そこから何かを分析したり、何かをどうにかしてみようとする必要はありません。
自分の目の前にあること、ウニヒピリがせっかく見せてくれたことをクリーニングして行く過程で、あなたとウニヒピリの内なる関係が安心と信頼に満ちたものになれば、外側でもそれは起きてきます。

Q. ウニヒピリとより良い関係になるにはどうしたらよいですか?

娘が3歳くらいだった頃、わたしは彼女にとってお気に入りのひとでした。
何をするのも一緒でした。
わたしがお皿を洗えば、彼女はそれをしたがり、わたしが床を磨けば、アイススケートのようにそれを真似しました。

彼女がただ唯一したがったこと、それはとにかくわたしとともにいることでした。
それからすぐに彼女には自分の世界ができて、昔のようにいつもお母さんと一緒ということはなくなりましたが、わたしたちのウニヒピリも同じなのです。
自分の内側にいるもう一人の自分は、いつもどんな時も、母であるあなたと一緒にいたいと願っています。
ご飯を食べるときも、パソコンで仕事をする時も、誰かとデートするときも、深刻な話しをするときも、会議をする時も。子どもを出産するときや結婚式、どんなときもです。ですから、母として、わたしたちは、できるだけ忍耐強く、楽しいときもそうでないときも、そこに子どもを参加させてあげるような気持ちでいることが大切なのです。
そこに小さくても構わないので、内なる子どもの居場所を作ってあげることで、子どもは安心し、信頼し、本来の働きを取り戻すことができます。

Q. なかなか関係がよくならない相手がいます。

あなたはもっとこうしたほうがいい。
こんな風に言ったほうが良い、などと相手に言う必要もありません。わたしもこれまで、そんな風にあれこれと相手を変えようと試したりしましたが、すべてうまくいかず、結局自分自身をクリーニングすることにしました。そして、相手を変えるためにではなく、自分自身の体験をクリー二ングし続け、ある日いつものように会社に行くと、そこにはいつも自分が見ていたその人はいませんでした。
人々はわたしに笑顔を向けていました。
ほんの数日前まではわたしに意地悪な顔をしていた人たちがです。
わたしたちは、これまであらゆる出来事の感情、思い、言葉を、この宇宙に飛ばしてきました。
投げ捨てるようにしてあらゆる出来事、それに対する想い、感覚、すべてが過ぎたことだとしても、それは実は、次から次へとまた、どこかの誰かが拾い体験し、繰り返してきたものです。
それらがまた今この瞬間も再度体験されているのです。
そこで、わたしができること、それはもちろんクリーニングなのですが、自分自身が自分自身の母となって、できるだけ時間をかけて、栄養を与えてあげること、心地よくさせてあげることをしていれば、それはおのずと外側の人間関係に、現れてきます。あなたがあなたの内なる子どもに孤独を許せば、それは外でも現れます。
あなたがあなたの子どもに我慢を許せば、外の世界でも、あなたは我慢をあらゆる人間関係の中で体験します。
あなたがあなたの子どもに裏切りを通して関わるのであれば、外の人間関係でもあなたは裏切りを多くの場面で体験するようになるでしょう。
ですから、今ここでわたしができるのは、自分の内なる子、母の最善の関係を構築することなのです。

Q. 結婚や離婚、大きな決断をするとき、どんなクリーニングをしたら良いですか?

まず、気づいておいておきたいことは、今わたしはここで、選択する、選択したいという体験を通して、クリーニングするチャンスを与えられているということです。自分にとってベストな結果を選択するためにクリーニングするのではないのです。
ベストな結果を選択したいという体験を通して、愛や自由を奪う記憶を消去したい、ただそれだけなのです。
本当の自分ではなくさせる記憶が再生されているために、ベストな選択をしなくてはいけないという体験をしているのです。言い換えると、選択をしなくてはないけないという体験を通してクリーニングするチャンスを与えられています。

記憶をクリーニングすることで、まずは本当の自分として、平和が戻るでしょう、その結果、起きることに結果として現れるのです。目の前にこの人と結婚するべきか、離婚するべきか、大きな選択肢がある、それを間違えてしまうと人生に失敗してしまう、その思いこそが、今真っ先にクリーニングしたいことであり、あなたの人生に現れた、またとない自由を生きるためのチャンスなのです。

ここでウニヒピリが見せてくれたクリーニングのチャンスを素直に受け取り、実践することで、ウニヒピリはあなたからの愛を実感するでしょう。
その結果、その愛があらゆる選択を通して表現されるのです。

Momilani Ramstrum, Ph.D. モミラニ・ラムストラム 1983年、オアフ島でモーナ女史が開催したSITHのミニレクチャーに参加し、以来、スタッフとして活動。故モーナ女史から講師へのトレーニングを直接受けた数少ない内の一人でもある。 カリフォルニア州サンディエゴ、メサカレッジの教授兼音楽監督として活動するほか、近年ではクリーニングのインスピレーションから絵画を始め、展覧会が開催されている。 モミラニ・ラムストラムの関連インタビュー記事はこちらからご覧ください。個人セッションの詳細・お申し込みはこちらからご覧ください。

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