外側を果てしなく彷徨い歩いた・・・
聖地といわれる場所に神仏をたずねても、どこにいても、何をしていても、誰といても、スピリチュアルな教えにふれても、常に寂しさと苦しさ、虚しさがあった。
いったいどこに平安があるんだ!?
ある日、突然のノックダウン。
あぁ・・・八方塞がりだ!こんな事の繰り返しだ!
・・・目を閉じて、焼けつくような体の細胞一つ一つに向かって「ありがとう・・愛しています・・許してください。ごめんなさい。僕も許すよ」とつぶやく。
体がスッと軽くなって「おかえり。おかえり。ああ、本当に久しぶりだね・・・帰ってきたね。私は私。取り戻したね。目を閉じたらそこが本当のおうちだよ。私がいるよ。おかえりなさい」と言葉にならない言葉が響く。ただいま。果てしない旅の末にたどり着いたおうちと、私。これからはずっと一緒にいようね。
ありがとう・・愛しています。
40代 男性
リストへ戻る