私は、幼いころから親を喪うことに強い恐怖を抱いていました。
親が年を重ね80歳を過ぎた、ここ1、2年は、先祖に対して「今日も両親を元気でいさせてくれてありがとう」と祈るのが日課になっていました。
10年ほど前にホ・オポノポノと出会い、親の死に対する恐怖についてもクリーニングしていましたが、それでも、ずっと恐怖心は付きまとっていました。
ホ・オポノポノで知り合った友人から、クリーニングを続けていれば、そのときが来ても、受け入れられるよと言われ、その言葉にすがるようにクリーニングしていました。
今年の1月9日夜、隣に住んでいた実母が、入浴中に突然、あちらの世界に旅立ちました。
ほんの2時間ほど前に、クリーニングしながら、母にマッサージをして別れたばかりでした。
長い間、恐れていたことが、ついに現実になりました。
耐え難い悲しみ、苦しさがこみ上げてきました。
そのとき、出来ることはクリーニングだけでした。
四つの言葉を唱えると、悲しみが鎮まっていくのを、実感しました。
クリーニングの即時の効果を実感した初めての経験でした。
あんなに恐れていたにも拘らず、なぜか、母はベストのタイミングであちら側に移動したのだと、心から納得できました。
こうしておいたらよかったという後悔や、なぜ、逝ってしまったのかという恨みなどは、不思議なほど、起きてきませんでした。
もちろん、今でも、一日に何度も「母がいない」という思いに駆られますし、当日、異変に気づいて私を呼びに来た父の絶叫や、母の姿がフラッシュバックしてきます。
でも、母は、あちら側でとても幸せにしている、重たい体を脱ぎ捨てて、軽やかに新しい世界を謳歌していると感じることができます。
そして、いつでも「お母さん」と呼べば、相談に乗ったり、手助けをしたりしてくれると感じます。
ずっと、親を喪うことの恐怖をクリーニングし、それが現実になったときもクリーニングをし続けたことで、母に安らかな旅立ちをプレゼントできたのではないかと思います。
そして、残された私や父も、母の旅立ちを受け止め、前を向いて生きていく強さを与えてもらえたように思います。
私以外にも、大切な人を亡くす経験をされた方がおられたら、何かの参考になるかもしれないと思い、応募させていただきました。
ありがとうございます。
(50代女性)
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