ホ・オポノポノを始めて数カ月の夏のこと。
中2の孫息子が毎朝、学校行きたくない~ から始まって、何かと反抗している学校生活に心痛む日々であった。
そんな中で、授業用のプリントを破いたという報告を受けていたが、夏休み前の保護者会では、孫が破いてくちゃくちゃにしてゴミ箱に捨てたというプールカードを担任の先生から手渡された。
そして最後のラストプール授業が今度の火曜日にあるので、生徒手帳にでも記載してくるようにと言われた。(プールカードには、日付と体温と保護者印を記す)
ホ・オポノポノ流に言えば、孫が問題を起こしているというよりも私自身の問題なのであって、すべての現象はウニヒピリが溜め込んだ記憶を再生して見せてくれているのだという。
それゆえクリーニングして消去すれば問題は解決するとのこと。実際それしかやるべき術がないので、「ごめんなさい、許して、愛してます、ありがとう」を繰り返した。
保護者会から帰って来て翌日、どうしようか、どうすることがいいのかと思った時、とにかくどんな具合なのかプールカードを貼り合わせてみようというインスピレーションが湧いた。
破かれてもみくちゃになったカードの紙片を丁寧に伸ばしながら、パズル合わせのように台紙に張り付けた。いろんな思いが込み上がってきた。不意に殺害され体を痛めつけられた被害者の、災害で命を失った人たちの、戦争で殺された人々の心の痛みを感じた。思ってもいなかった変革に驚きながら、観念的だった彼らの痛みを肌で感じる思いで泣けてきた。
プールカードが単なる紙ではなく、アイデンティティを持った一人の人間としての命、人格を見る思いであった。
貴重な体験だった。見せてくれた孫に感謝した。
ウニヒピリが孫を通じて記憶の再生をしてくれたのだと思うと、ただありがたく感謝だった。いつもならショックで責任を孫に求めただろう。
そしてその原因を探し、分析し、解決策を講じただろう。
しかし自分の問題だと捉えたとき、天からのメッセージを受けることができた。
この間、保護者会での話は当人には一切せずに口チャックでいた。
張り合わせたプールカードは幸いにも最後の一行が健全であった。
当日の朝登校前、それを孫に見せながら、「おばあちゃん、貼り合わせておいたから、この最後の欄に記入して印鑑押して提出してね」とだけ言った。
するとなんと意外なことに、まるで何ごともなかったかのように、ただ「ウン」という素直な返事が返ってきた。私はびっくりだった。
いやな思いにさせて反発を食らうかと内心心配もしただけに、孫の意外にも素直な反応にただ驚きであった。(いいタイミングでカードを手渡せたことも、ウニヒピリの導きだった)そして無事最後のプールを全うして帰宅した孫であった。
ヒューレン博士のハワイ州立病院の重度精神患者を癒したという話は事実のことだと、我が身の中で実感する思いでもあった。とにかく思いがけない変換に孫とウニヒピリにただ感謝しかなかった。
ありがとう! 愛してます!
みんなの幸せを願って。平和は『わたし』から
(70代女性)
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