【娘をどなりながらも記憶クリーニングした】
私は塾の講師をしながら、心理学、宗教学、哲学、環境学などを学んでいます。
3年前、平和学(諸国間の紛争を回避する手立てを研究する学問)について調べていたときに、「紛争、葛藤、問題を解決する手段」として出会ったのが、ホ・オポノポノでした。
その合理的でシンプルな手法に明るさと希望を感じ、すぐにヒューレン博士の講演会に参加。すばらしい方法論だと確信を得て、自らもクリーニングを実践し始めたのです。
ホ・オポノポノを実践し、いろいろな変化が起こりましたがそのうちの1つ、忘れられない事件をお伝えしたいと思います。
ある日帰宅すると、中学生の娘がヨーロッパの地理を勉強していました。彼女がヨーロッパの地図をノートに写している姿を見て、突然、怒りがこみ上げきたのです。
「なぜ、たらたらと書いているんだ!なんのためにやっているのかわかっているのか!地形の景観はイメージできているのか!」
怒りは激しく、自分でもよくぞそこまでときれるほど、娘にどなってしまいました。すると、「地理の学びにおいて、こうした問題が起こっているのは、私の中のどの記憶が原因となっているのだろう」と問いかける声が聞こえてきたのです。
同時に、1つの絵巻物が現れ、目の前でサーッと開いていきました。そこには、父親と半島の名前を勉強していたときのこと、小学校の社会科の先生の姿、中学校、高校の地理の授業、大学での講義…娘を見ながら、同時に過去の出来事も見えています。こんな経験は初めてです。
さらに、今度は見たこともない場面が展開されました。戦場で逃げている様子や海の上で海図を見ている様子、そして海の中、森の中、山中、雲の上の様子…いくつもいくつも映像が立ち上がりました。
私は娘になおも罵声を浴びせながら、自分自身の記憶をクリーニングしようとしました。
【ウニヒピリが掃除しているのが見えた】
すると今度は、ウニヒピリは、モップやほうき、雑巾にバケツを背負って、絵巻物を掃除し始めました。
私のウニヒピリは青い小人です。それまでにも、みぞおちの辺りや左方にいるのを感じたことはありましたが、ここまで動くのを見たのは初めてです。ウニヒピリは、覚えのある記憶から、覚えのない記憶まで片っ端から掃除をし、まっさらにしてくれました。そして絵巻物がきれいになると、またどこからともなく、「こうといかけてみたら?」という声が聞こえたのです。
クリーニングで静かな心になった私は、言われたとおりに娘に語りかけてみました。「EUの成立について、しっていることはあるかな?」
すると娘は別人のように喜びながら、自分の知識を話し始めたのです。私は「じゃあ、もう一度教科書を読んで、わかったことを教えてくれる?」と言いました。娘は熱心に、楽しそうに、勉強をし始めました。「記憶とは想起である」とプラントは言ったこと言いますが、ホ・オポノポノで想起する記憶を消すことは、まさに新時代の学びなのでは…そう思った出来事でした。
30代 女性
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